私は今年で4度目の確定申告を行う、個人事業主(不動産賃貸業・FP&簿記資格者)です。
今回は初めての確定申告時に、WEBで調べても中々理解ができず不安があった
【「会議費」と「接待交際費」】【「旅費交通費」と「車両費」】また
【ポイント(カードや電子マネー等)で購入した経費】について税務署で聞いたり、
何度も調べて処理した内容を以下にまとめたので、参考にしてください。
仕訳しにくい【勘定科目】について
会議費( 取引先等との飲食代が1人5,000円以下=5千1円未満 )
個人事業主であっても法人同様、1人5,000円以下の飲食代については
目が付けられやすい「交際費」より安全な「会議費」で計上しています。
またカフェなどで「1人作業」を行った場合においても、
必要範囲内(飲料を数杯飲んだ程度)であれば「会議費」としています。
(※ただし1人で作業をしているのに必要以上の飲食代が発生…した場合その分は除いてます)
5,001円以上の飲食代は?→「接待交際費」
領収書は必ずもらい「誰」と「何」を話したか領収書にメモをしています。
確定申告時の打ち込みがスムーズになる事のほか、
個人事業主の「交際費」には限度額はなく、また同居をしてない親族や友人との会食でも
【事業に関する情報提供を受けるという目的】があれば経費計上出来るのですが、
領収書が『根拠』になる!という事を常に考えて処理・計上した方がより安全だからです。
お中元やお歳暮、手土産代や祝い用花代は?→「接待交際費」
「取引先等と良好な関係を継続する経費」であれば・・・を基準にしています。
旅費交通費の経費計上(例:不動産賃貸業)
・物件見学をする際の交通費→〇
・物件調査の為の宿泊費 →〇
・地方の不動産経営セミナー参加時の交通費 →〇
※領収書が出ない公共交通機関を利用した時は?
→Suicaなどのチャージ額を全額旅費交通費に計上せず、誰が見てもわかるように
交通手段をExcelなどにまとめ、 訪問先までの行き来分を計上。
※家族旅行を兼ねた物件調査は?→懸念があるなら、自身(事業主)分のみを割り出して計上。
ガソリン代などの勘定科目は?→ 「車両費(旅費と分けたい場合)」
車両を私用で使う場合もあり、交通費とガソリン代を分けたい為、私は「車両費」にしています。
私用でも使うのでガソリンを入れた時は、その全額の1/3分 を経費計上しています。
(私の場合は1/3ですが、1/2でも〇/〇でも可→走行距離などご自身に当てはめてみて下さい)
ガソリン代は明確にこの勘定科目で仕訳!という決まりは無いのですが、
その後(翌年以降)も処理していく上では、決めた勘定科目(私であれば「車両費」)は
変更しない様に注意が必要です(後々で経費毎の比較が出来なくなる等も懸念)。
【ポイント(カード等)で購入した経費】について
私は事業用(仕事)と私用で、クレカやポイントカードなどを完全に分離出来ない為
→ポイントやクーポンで値引きした分は経費にしていません。
例①10,000円の商品を10%割引クーポン(-1000円分)と1,000ポイントを
使って、残り8,000円を現金で購入した場合、8,000円を経費計上しています。
例②10,000円の商品を「メルカリ」のメルペイで支払う場合で、
・メルペイポイント1000ポイントと
「メルカリ」で日用品などを売って得た
・メルペイ残高(現金同等の電子マネー)9,000円で支払った場合、9,000円分を経費計上。
会計上ではいくつかの処理方法があるのですが、個人事業主(小規模事業者)では
「ポイント相当分の値引きを受けた」ものとして処理する方法が一般的で、
経費計上のタイミングで「最初からポイントは経費にしない」事で処理がスムーズになります。
また領収書等が発行されにくい「フリマアプリ」等においても、WEB購入履歴のスクショを
保存するなど支払い記録を残して計上しています。(領収書やレシートでなくても大丈夫です)
税務署に直接聞いてみた→【携帯料金】を50%私用・50%事業用としている場合、半額をポイント(私用分)、半額の現金引落し分を事業用で丸々、経費計上できるか?
結論から:半額ポイント(私用分)で支払い、現金引落し分を丸々事業用に計上は出来ない。
例として、月々の携帯代(全額)が10,000円として、ポイント5,000P使用、残りは現金の場合
経費を50%50%で計上する場合は:1万円 – 5千P ÷ 2 = 2,500円が経費 となる回答でした。
上記の回答からも、ポイントは経費に含めないで処理する事が、確実で安全だと考えています。
確定申告や税金…最初はわからない事だらけですが・・・
最初は「これの勘定科目は?」「ポイントは経費になる?」など頭が???になるかと思います。
税金について知る事は事業を継続する上で大事ですし、今でも私はWEB等で都度、調べています。
現在はFP3級・FP2級取、簿記3級の資格を獲得するなどして知識の幅を広げてますが
最初の入口としては「本」や「Youtube」などでも、気軽に学べるかと思います。
私のおススメというか、初めて勉強する際に分りやすかった本を紹介しておきます。
令和改訂版 フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。 [ きたみりゅうじ ] 価格:1540円(税込、送料無料) (2021/4/12時点) 楽天で購入 |
最後まで読んでくださり、誠にありがとうございます。
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